外来のご案内
日帰りカテーテル検査について
日帰り心臓カテーテル検査

日帰り心臓カテーテル検査とは?

当院では、開院以来、心臓カテーテル検査は、日帰りで行っています。検査は、主に手首あるいは足の付け根の動脈からカテーテルを挿入し、造影剤を注入して冠動脈に狭窄の有無や状態を調べます。2方向同時撮影が可能なX線装置を用いて造影剤量の減少と検査時間を短縮できます。検査は入室から退室まで約20~30分で終了します。

日帰り心臓カテーテル検査は、患者さんの負担や入院費用を軽減し、仕事や日常生活への支障を最小限にすることができます。


対象疾患

狭心症、心筋梗塞、不整脈、心筋症、弁膜症、大動脈疾患等

検査の流れ

  1. 午前8時45分時までにご来院ください。
  2. 担当医師より検査前の説明を行います。
  3. 手首もしくは足の付け根よりカテーテルを挿入し、冠動脈へ造影剤を注入し、血冠動脈の造影を行います。
  4. 検査終了とともに止血処置を行い、安静室にて術後の経過観察いたします。
  5. 安静中に、医師より検査結果の説明を行います。
  6. 看護師より帰宅後の注意点を説明します。


※心臓カテーテルの検査は、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心筋症、弁膜症、大動脈疾患等の、診断や、今後の治療方針を検討するうえで大いに役立ちます。そのため、ご家族の方も必ず一緒にお越しください。


※検査は十分に安全性に注意しながら進められますが、造影剤のアレルギー、出血、脳梗塞、腎機能低下などが稀に現れる事があります。


お持ちいただくもの

  • マイナンバーカード、診察券、内服中のお薬
    ※マイナ保険証の登録をされていない方は、資格確認書を持参してください。
  • 同意書、造影剤使用問診票 など


注意点

  • 上記検査の流れは病状、患者さんの容態により異なる場合があります。
  • 緊急患者の対応などにより、検査時間が予定時間よりも遅れる場合があります。
  • 帰宅の際、患者さんご自身での車、バイク、自転車等の運転は大変危険です。公共の交通機関又はご家族の送迎でのご来院をお願いいたします。
  • 検査の時は、アクセサリーや時計などははずしていただきます。またお化粧・マニキュア等も落としていただきます。事前にはずせるものはご自宅ではずしてご来院ください。
  • 食事制限はありません。
  • お薬はいつも通り続けてください。ただし、事前に医師から中止の指示があるものについては、ご注意ください。


よくあるご質問

  • Q. 心臓カテーテル検査は、どれくらいの痛みがありますか?
    A. 局所麻酔の際の針の痛みがあります。検査中は、カテーテルを通す太めの針が入る時に押される感じがある程度です。
  • Q. 心臓カテーテル検査を行うのは誰が施行しますか?
    A. 基本的に外来担当医が実施します。
  • Q. 心臓カテーテル検査当日は、朝食は食べてもいいのですか?
    A. 制限はありません。朝食を摂ってお越しください。
  • Q. 検査後、どれくらいの時間の安静が必要ですか?
    A. 手首からの検査の場合は、2~3時間圧迫止血を行い、足の付け根から検査をした場合は、3~4時間圧迫止血を行います。出血の有無を確認後に帰宅できますが、出血の状況によっては入院していただく場合もあります。
  • Q. 検査には家族の付き添いが必ず必要ですか?
    A. 午後より、医師から検査結果の説明がありますので、ご家族の同席をお願いいたします。なお、検査・治療の進行状況により、お帰りが夕方以降になる場合もあることをご了承願います。
  • Q. 帰宅後、お風呂に入ることはできますか?
    A. 検査当日はシャワー浴、お風呂は入らないでください。翌日の夕方からシャワー浴は可能です。その際、針を刺した部位は絆創膏に変えてください。入浴は検査の翌々日より可能です。絆創膏は外し、針を刺した部位は擦らないようにしてください。