臨床工学技士とは、医師の指示の下、生命維持管理装置などの高度で複雑化した専門性の高い医療機器の操作及び保守管理を行うスペシャリストです。 当院の臨床工学部は2008年に発足し、院内における安全な医療と質の向上を図るため、他部門と協調しながら医療技術サービスを提供しています。 血液浄化装置・人工心肺装置・人工呼吸器・補助循環装置といった生命維持装置をはじめとする医療機器管理、操作のスペシャリストとして、チーム医療に貢献しています。
医師のタスクシェア等にも先進的に取り組み、カテーテル検査/治療や不整脈治療、SHD時の清潔野介助、レポート作成等を積極的に行っています。また、CIEDs管理においてはデバイスチームを立ち上げ、遠隔モニタリングを活用したペースメーカー外来や患者様への積極的な介入などに力を入れております。
カテーテル室業務
心、末梢カテーテル検査及び治療での清潔介助を主としており、IVUS、OCT、FFRなどの操作も行っています。 不整脈関連では、CIEDs植込み/交換、EPS、ABLにおいて、プログラマー、ポリグラフ、EPシステム、CARTOなどを使用し、症例によってBISモニター、食道温度計、呼吸器の操作、管理を行っています。 ペースメーカー外来では、臨床工学技士がDrとチェック、設定変更などを行っており、ホームモニタリングシステムも活用しています。
手術室業務
心臓血管領域の手術では、人工心肺装置、心筋保護装置・自己血回収装置の操作を行っています。あわせて、患者さんの手術入退出時の心電図および血圧管理システムのセッティングや、突然の急変に際し血液循環をサポートするECMOなどの生命維持装置などに関わる業務を担当します。
血液浄化業務
血液浄化業務では、HD、OHDF、特殊血液浄化(PE、PA、PMX、LDL吸着)などの血液浄化を行っています。 主な仕事として、穿刺、返血などの臨床業務から、透析患者監視装置や透析液供給装置の操作、水質管理を行っています。
体外循環技術認定士 | 3名 |
3学会合同呼吸療法認定士 | 1名 |
ITE(心血管インターベンション技師) | ●名 |
植込み型心臓不整脈デバイス認定士 | 3名 |
救急のやつ | 1名 |