心臓リハビリテーション
外来心臓リハビリテーション
外来心臓リハビリテーション
外来心臓リハビリテーションの流れ
再発を予防し生命予後を改善する!「健康行動」を身につける包括的リハビリテーション
真の健康を取り戻すには、運動習慣だけでなく、日々の食事やライフスタイルを変えていくことも不可欠です。また、健康状態をご自身で正確に把握し、「やり過ぎないこと」「適度に休養をとること」も重要です。ハートセンターでは、通院での心臓リハビリテーションをお勧めしています。
数ヶ月のプログラムを通して目指すのは、健康を維持するための「行動」を身につけること。医師、看護師、理学療法士、管理栄養士、薬剤師等からなる専門のチームがサポートし、定期的な検査や面談を通して体力や運動能力、心機能、栄養状態など様々な側面からチェックします。そうした客観的・個別のデータに基づき、1人1人に最適な運動処方を行います。また看護師や管理栄養士らによるカウンセリングを通し、運動だけでなくライフスタイル全般の見直しを行います。
ハートセンターの心臓リハビリテーションプログラム
ハートセンターでは、3か月および6か月のリハビリテーションプログラムを用意しています。客観的な検査データなどをもとに、医師、看護師、理学療法士、管理栄養士、薬剤師等からなる専門のチームがサポートします。
毎回の運動療法
- 来院したら、まず血圧測定
- 心電図を装着し、トレーニング開始
- ウォーミングアップのストレッチ体操
- マシーンによる筋力トレーニング
- エルゴメーターないしトレッドミルによる有酸素運動
- 運動中にも、血圧や心拍、自覚症状等を確認
- 最後に、クールダウンのストレッチ体操
- 心電図を外し、トレーニング終了
定期的なメディカル・チェック
- 根拠に基づいたリハビリを行うため、定期的に筋力、栄養状態、心機能などを把握するための評価・検査を行います
- 評価の結果から、適切なトレーニングの負荷量(強さ)や栄養のとり方などを決めます。
- 定期的に再評価を行い、状態に合わせて内容を再検討します。
※心肺運動負荷試験(CPX)、心エコー検査、下肢筋力測定
セルフモニタリング・生活指導
- ご自身の状態や治療に関する知識をスタッフとともに再確認します。
- 日頃からご自身で行える血圧や脈拍、身体所見などのセルフチェックのしかたを学びます。
- 服用している薬の内容を確認し、薬の効果や飲み方について再確認します。
- 自宅で行える運動のしかたや適切な運動強度についてご案内します。
ともに考える、栄養プラン
- 栄養状態、病状に合わせた、治療としての栄養指導を行います。
- 食事調査や塩分摂取量のチェックなどを行い、客観的なデータをもとに、栄養のとり方を提案します。
- 食習慣や嗜好も考慮して、具体的、実践的な食事プランをスタッフとともに考えます。
※栄養指導、尿中塩分器
定期的な結果報告と総括
- トレーニングの成果や検査結果を踏まえ、定期的に総括を行います。
- プログラム修了時には、“修了証”が授与されます。
※計画書、修了証