診療科
心臓血管外科
最先端の知識・術式と熟練の技で、
一人ひとりの患者さんに最善な治療を提供
一人ひとりの患者さんに最善な治療を提供
基本情報
2008年10月の開院以来、地域医療に貢献すべく日々精進を重ねてきました
皆様の協力のおかげで順調に成長し、現在まで4000例を超える開心術を行ってきました。2017年から年間の心臓手術数は300例を超え、予定手術のリスクは1.1%と良好な成績を治めています。
当院の心臓血管外科は、弁膜症・冠動脈・大血管と、成人心臓疾患の全領域を手術しています。弁膜症手術が多いのが特徴の一つで、低侵襲心臓手術である内視鏡/MICS手術や形成術を数多く行っております。また、内科と協力し、全分野で手術とカテーテル、両者の治療法を提供できるのも当院の大きな強みです。
冠動脈バイパス術は、人工心肺を使わないオフポンプ冠動脈バイパス術(OPCAB)が第一選択で、脳梗塞リスクを低減しています。左冠動脈には内胸動脈を用い長期間の開存を確保しています(内胸動脈-左前下行枝の短期開存率は99.7%)。80歳以上の高齢者にも100例以上施行しており、長期予後も良好です。また、左小開胸でのOPCAB(MIDCAB)も施行しています。
大動脈解離・瘤に対しては、中等度低体温・循環停止・脳分離法を確立し、従来に比べ非常に短時間で手術を行っています。また、自己弁温存の大動脈基部再建術 (David手術)も積極的に行っています。
特徴
主な治療対象
疾患名 |
関連する疾患 |
虚血性心疾患 |
狭心症、心筋梗塞、心室中隔穿孔、心室瘤など |
弁膜症疾患 |
大動脈弁狭窄症/閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症/狭窄症、三尖弁閉鎖不全症、 大動脈弁輪拡張症など |
大血管疾患 |
急性大動脈解離、真性大動脈瘤(胸部、腹部)、マルファン症候群など |
先天性心疾患 | 心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、先天性心臓手術後など |
血管疾患 |
末梢動脈疾患 |
その他 |
心房細動(メイズ手術、左心耳切除/閉鎖)、エホバの証人への無輸血手術など |
外来担当医表
診療実績
開心術&大血管手術/下肢動静脈手術
スタッフ紹介
院長
大川 育秀
副院長 心臓血管外科部長
大場 泰洋
副院長 心臓血管外科部長
北村 英樹
心臓血管外科 医長
玉置 基継
心臓血管外科 医長
今村 有佑
心臓血管外科
福本 雄一郎
心臓血管外科
愛知 千明
心臓手術を受けられる方へ
論文・著書
当科では、患者様さん一人ひとりを大切に、それぞれにあった最良の治療を提供できるよう、日々取り組んでいます。しかしながら、現在当たり前と思われている治療が本当に妥当なのか、さらに良い治療はないのか等、常に考えながら治療を行っていくことも大切と考えています。
当科では、今までの治療内容を振り返り、論文として情報発信してきました。数多く施行した術式の長期成績・妥当性を証明した論文、術式に改良を加え、その有効性を示した論文、稀な疾患に対して工夫・機転を利かせた論文など、多数あります。
下記に一覧がありますので、ご興味のある方は是非のぞいてみてください。